イオン(8267)の2027年2月期第2四半期(中間期)決算が2026年10月13日に発表されました。期間は2026年3月1日〜8月31日です。
本記事では、本編記事『イオン(8267)3階建て投資分析』で提示した「躯体(イオンモール・ディベロッパー等の不動産・床事業)」「1階(GMS・SM等の小売店舗網)」「2階(総合金融・ヘルス&ウエルネス)」の多層構造に基づき、直近中間期の進捗を定点観測します。数字の比較までは無料。
目次
数字の答え合わせ
2027年2月期第2四半期(中間期)の実績値と、前年同期比、通期会社計画に対する進捗率は下表の通りです。※赤字▲は前年割れ・減益・赤字を表します。
| 主要財務指標 | 27年2月期中間 | 前年同期比 | 進捗・分析要点 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 5,904,157百万円 | +13.8% | 通期進捗 49.2% |
| 営業利益 | 130,743百万円 | +10.7% | 中間期で過去最高 |
| 経常利益 | 108,292百万円 | +1.7% | 通期進捗 37.3% |
| 中間純利益 | 13,321百万円 | +229.1% | 前年特損の反動 |
| GMS営業利益 | ▲ 12,631百万円 | ▲ 赤字拡大 | リテール不振深刻 |
| H&W営業利益 | 59,690百万円 | +162.9% | ツルハ効果で牽引 |
| 年間配当予想 | 15円 | ± 0円 | 記念配0.5円含む |
物差し——変更後のセグメント区分で読む実態
当期よりセグメント区分が一部見直され、ディベロッパー事業とエンターテイメント(イオンファンタジー等)が統合されるなど、実態に即した組み替えが行われています。新区分による中間期営業損益は以下の通りです(単位:百万円、カッコ内は前年再表示数値)。
GMS(総合スーパー):営業収益 1,865,345(営業利益 ▲12,631 / 前年 ▲225)
スーパーマーケット(SM):営業収益 1,526,391(営業利益 ▲176 / 前年 +12,886)
ディスカウントストア(DS):営業収益 218,657(営業利益 455 / 前年 3,697)
ヘルス&ウエルネス(H&W):営業収益 1,277,897(営業利益 59,690 / 前年 22,707)
総合金融:営業収益 307,693(営業利益 26,076 / 前年 26,968)
ディベロッパー・エンターテイメント:営業収益 354,238(営業利益 54,247 / 前年 41,011)
サービス・専門店:営業収益 314,284(営業利益 7,105 / 前年 8,781)
国際:営業収益 315,187(営業利益 5,619 / 前年 4,887)
以下では、本編の3階建てフレームワークに基づき、1階(GMS・SM)の赤字構造、躯体(ディベロッパー)と2階(H&W・金融)の収益エンジン、そして下期の達成見通しを詳細に解説します。
1階——赤字は、さらに広がった
本記事の後半では、本編で構築した「1階(収益基盤)→ 2階(成長ドライバー)→ 3階(将来オプション)」の仮説が今回の四半期決算でどう推移したかを検証し、事業構造の現在地(いまの読み)をまとめています。
- 🔒 1階——赤字は、さらに広がった(本文)
- 🔒 躯体と2階——床の安定性とH&Wの爆発力
- 🔒 いまの読み
この決算記事単品の購入(¥280)、または日本企業・3階建てビジネスモデル分析パス(全19社の本編+四半期決算検証記事が読める月額マガジン ¥1,480)にて、このままページ移動なしで全文をお読みいただけます:
This article is an independent corporate & business model research publication based on public filings. We do not provide investment advisory services, trading signals, stock recommendations, or guidance on how to profit from financial products.