ヒルトンアメックスプレミアム カードを作りました 【比較グラフ付き】
はじめに
ついに出ました「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」。正式名称が長いので、ヒルトンアメックスプレミアム、あるいは単にヒルトンアメックスと呼びます。
元々、三井住友カードの「ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード」を使い、年間120万円以上を使ってダイヤモンドステータスをゲットしていましたが、2020年にこのカードの発行中止が決まり、解約していました。
そしてその後継カードが、このヒルトンアメックスです。気になるのは、年会費とダイヤモンドステータス維持ができるのか。その辺りが申し込むかどうかの鍵になるかと思いました。
スペック
詳しくは公式サイトを御覧ください。
年会費は66,000円(税込)なので、従来の67,500円(税込)より500円だけ安くなりました。
一方でダイヤモンドステータス維持に必要な決済金額は、従来の120万円から、200万円へ増額となりました。
さすがに200万円となると、メインカードで使っていかないと達成が難しい金額なので、ちょっと躊躇しました。
特に、現在メインカードとして使っているジャックスカードプラチナが、非常に使い勝手が良く、還元率も2.4%超と非常に高いため、メインを替えてまで作る必要があるかなとしばし比較検討を行いました。
ジャックスカードプラチナとの比較
さて、Excelで計算です。
わかりやすい比較のポイントとしては、ダイヤモンドステータスをもらえる年間決済額200万円と、もう一泊もらえる年間決済額300万円の2つが挙げられると思います。
決済額200万円での比較
ジャックスカードプラチナだと、前年度実績に基づいた還元ポイントを考慮すると、4.95万円、2.3%の還元率です。年会費を相殺すると1.45%です。
一方でヒルトンアメックスプレミアムでは、5万ポイント。¥0.5/ptとして、2.5万円。
これにウィークエンド無料宿泊がつくのでこれを3万円とすると、計5.5万円。2.8%の還元率、年会費を相殺すると-0.6%となります。
但し、ここにダイヤモンドステータスが付きます。マリオットボンヴォイでプラチナエリートをゲットするのに修行して少なくとも10〜15万円は少なくてもかかるでしょう。
このダイヤモンドステータスの価値を10万円とすると、還元率が7.8%、年会費相殺で4.5%となります。
ヒルトンアメックスプレミアムの圧勝です。
決済額300万円での比較
ジャックスカードプラチナの還元額は7.3万円相当。パフォーマンスは2.43%です。年会費相殺で2.03%。
一方、ヒルトンアメックスプレミアムでは、300万円以上でもう一泊分、無料宿泊がつきます。これをさきほど同様に3万円/泊とすると、還元額は19.75万円、還元率は6.6%、年会費相殺で4.4%となります。
こちらもヒルトンアメックスプレミアムの圧勝です。
比較グラフ
オレンジの線がジャックスカードプラチナ、青い線がヒルトンアメックスプレミアム、参考までに黄色い線が一般のヒルトンアメックスカード(以下「平カード」と呼びます)です。
今回紹介するのは、年会費相殺ベースです。
ジャックスカードプラチナと、ヒルトンアメックスプレミアムとの損益分岐点は、200万円です(グラフ表示上はズレていますが、直すのが面倒なのでこのまま載せます)。
つまり、200万以上使うのであれば、ダイヤモンドステータスを貰えるほうがいいか、ポイント還元5万円弱相当をもらうのがいいか、どちらかの決断となります。私は5万円よりはヒルトンダイヤのほうがいいかなと思いました。
200万円以降は、常にヒルトンアメックスプレミアムのほうが勝っているので、コメントは割愛します。
ちなみに平カードは150万円以上決済でウィークエンド無料宿泊特典を貰えて、それ未満の決済額だと損益はプラスにはなりません(厳密には朝食無料やアップグレードを考慮するともっと前に陽転しそうです)。
つまり、以下のような判断基準になるかと思います。
おわりに
そういうわけで、私はヒルトンアメックスプレミアムカードを申し込んで、先日ようやく届きました。(異様に時間がかかった件は、別途記事化するかも)
ジャックスカードプラチナは、昨年ロイヤルを達成し、最高還元率となっていますが、それを遥かに凌駕するパフォーマンスだったため、乗り換えることにしました。
ジャックスカードプラチナは、マネフォ連携やFreee連携が手動であり、管理が煩雑である点も、メインカードをやめる動機の一つとなりましたことを付け加えておきます。
なお、なんでヒルトンオナーズのダイヤモンドステータスがいいのかについては、過去の宿泊記事を見ていただければと思います。
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